パナギューリシテ
スレドナ・ゴラ山脈のルダ川とヤナ川沿いの峡谷にあるパナギューリシテは機械工業、縫製業、絨毯製造や農業が盛んな町。ブルガリアを南北に結ぶ交通の要衝にあるこの町はその昔、オスマントルコに支配され軍事拠点として重要な位置を占めていた為、この町に関係のない者は宿をとることさえ禁止されていたそうです。
1876年にオスマン・トルコからの独立を目指してブルガリア全土で起きた「四月蜂起」はこの地域一帯から始まりました。またこの町の近くで発見された紀元前4世紀末~紀元前3世紀のリュトン(金杯)や水差しは「パナギューリシテの財宝」として有名です。
この日はお昼頃「ソフィア」を出発し車でパナギューリシテという町に行ってきました。
大体ソフィアから車で2時間くらいです。
右の写真はソフィアからパナギューリシテに向かう途中の風景です。街を出ると一気に家や建物がなくなって山や丘だらけになります。ソフィア-パナギューリシテ間は遠距離バスも走っているそうです。
途中凸凹道を頑張って走ってようやくパナギューリシテに到着。
まずは、町の中心地から散策スタートです。
町の中心には市役所があって花が綺麗に植えてあったりとても整備された印象を受けました。
この広場の脇にあるカフェでお茶をしてからゆっくりと町を散策しました。
町の中心付近にある高台に大きなモニュメントがあります。
ここは「4月蜂起広場」。1876年4月にブルガリア各地でオスマン・トルコからの解放を願った民衆の蜂起。ここのパナギューリシテが一番最初に蜂起した町なんだそうです。残念ながら蜂起は一人の裏切り者のせいで失敗してしまうのです・・。
このモニュメントは「4月蜂起100周年」を記念して建てられたそうです
4月蜂起広場の階段をひたすら登ってやっと頂上に到着。
ふと登ってきた方を振り返るとパナギューリシテの町が一望できました!赤い屋根のお家がとっても綺麗でした。
ゆったりとした時間の流れを感じながら高台で腰をおろしての~んびりするのもたまにはいいですね