パザルジク
ソフィアから南東114km、プロヴディフの西方36kmのところにあるパザルジクは林業、パルプ工業や果実栽培で有名。またお米の栽培もやっています!マリッツァ川の両岸に広がるこの町はオスマン・トルコ時代、交易の中心地として栄えたそうです。 前に紹介した「パナギューリシテ」の町もこのパザルジク県の中にあります
「ソフィア」から「プロヴディフ」方面に延びる高速道路で、名前は「トラキア街道」。目下建設中で今はソフィアからチルパン(プロヴディフから約40km)の手前まで続いています。所々で工事していて片側通行になる時もあります。
ちなみにこの道の制限速度はなんと120km/h。でもいつも140km/hくらいで走るけど・・・(内緒です)
この道の周りにはあまり村や町が無く少し寂しいですが草原が広がっていてとてものどかです。
トラキア街道を降りて10kmくらい走るとパザルジクの町が見えてきます。早速車を止めて町を散策することにしました。
町の中心地には「時計台」があって、その時計台の建物の1階はカフェになっています。冬だというのに外にテーブルが出ていてみんなコートを着ながらコーヒー飲んでいましたよ。
この中心地には時計台の他に広場もあります。名前は「コンスタンティン・ヴェリチコフ広場」。
平日だというのにたくさんの人が散歩していました。ちなみにこの町、ソフィアではあまり見かけない顔立ちの人がたくさん!アラブ人みたいな彫の深い顔立ちで「私は今どこにいるの?」って感覚になりました。
先ほどのコンスタンティン・ヴェリチコフ広場からタルゴフスカ通りを結ぶ「アセン・ズラタロフ通り」沿いにはたくさんの商店が出ていました。人の往来も多く活気のある通りです。
この通り沿いの本屋さんでこの町の地図を買いました。このお店のおばさんの知り合いが私達の家のそばに住んでいるんだそうな!そんな話で盛り上がりました!
タルゴフスカ通りを抜けるとちょっとした広場がありました。立派な銅像も建っていて「なんだろう?」と近づいてみると、ブルガリアの有名な革命家「ヴァシル・レフスキ」の銅像でした。ちなみにこの広場の名前も「ヴァシル・レフスキ広場」なんだそうです。
でも、悲しいことにこの銅像の後ろに見えるお店の看板「百貨店」って書いてあってまるでお店の銅像みたいになっていました。 なんとなく寂れているみたいに見えるし。ヴァシル君可哀想でした。
これが町の中を流れている「マリッツァ川」。マリッツァ川と言えばプロヴディフの町中も流れている大きな川、と言うイメージがありますがこの町のマリッツァ川は・・・水がない??
この町のマリッツァ川には昔、港があったそうです。オスマン・トルコ時代はこんな内陸の町でも港湾都市として栄えたんだとか。驚きです!今はボートすら通れないって感じでした。