坂と空のあいだに

ブルガリア滞在記や趣味のこと、いろいろ書き留めてみました

ブルガリア滞在記

 

スタラ・ザゴラ

ソフィアの東231km、プロヴディフから北東へ90km。国のほぼ中心にあるこの町はトラキア時代からの古い歴史を持ってるだけではなく産業・文化の大切な地域です。「バラの谷」で有名なカザンラクと言う町もこのスタラ・ザゴラ県ですし、ブルガリアで有名なビール「ザゴルカ」はこの街に工場があります。また、1877年から始まった露土戦争の時にこの町は壊滅的な被害を受けゼロから復興した為、町は碁盤の目になっています。
あと、この町は何度も名前が変わったことで有名です。「ベロエ」→「アウグスタ・トラヤナ」→ 再び「ベロエ」に戻り →「ヴェレヤ」 →「イリノポル」→「ボルイ」→「エスキ・ヒサル」→「エスキ・ザガラ」→「スタラ・ザゴラ」になったそうです。


ツァール・シメオン・ヴェリキ通り

ソフィア」から「ブルガス」に抜ける道は町に入ると途中でディムチョ・スタエフ通りへ右折しますが、それをまっすぐ進むと歩行天になっている「ツァール・シメオン・ヴェリキ通り」に突き当たります。

ここがこの町のメインストリートでこの日もたくさんの人が散歩していました。

スタラ・ザゴラ市役所

さっきのメインストリートを歩いていると大きな建物が見えてきました。
この建物はスタラ・ザゴラの市役所です。とても目立つ建物なので写真撮ってみました。この市役所の前で優しそうなおじさんに道を尋ねたらとても親切に教えてくれました。

市役所横の公園

市役所の横に公園があり平日だというのにのんびりと散歩している人がたくさんいました。この町の人口比率は高齢者が高いのかな、と思うくらいあちこちでおじいさん達を見かけたよ。

一応この公園にも名前があると思うんですが、地図にもどこにも名前が載っていなかったのでとりあえず「市役所横の公園」ってことにしておきます。

サマルスコト・ズナメ記念碑

この町の一番の見所は町の中心から少し離れた高台にある「サマルスコト・ズナメ記念碑」です。「コプリフシティツァ」でも説明した4月蜂起。それが起こる1年前、トルコに対する反乱「スタラ・ザゴラ蜂起」がここで起こりました。この反乱は革命中央委員会内で9月17日に予定されていましたが武器があまりにも不足していたのでこの蜂起は急遽延期。でもこの延期の連絡がこの町に届かず、予定通りここの町の人達は蜂起。その蜂起は小規模だったのですぐに鎮圧されてしまったんだとか。可哀想ですね。

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