シューメン
ブルガリア北東部の市でヴァルナの西91kmのところにあり1950年から1965年まで「コラロフグラード」と呼ばれていました。ヴァルナ県シューメン郡にはシューメン市の他25の村があります。人口は97,230人(1998年時点)で非鉄冶金、機械製作、 化学製品、食品工業が盛んな町です。
シューメンは3200年前に町が造られ、トラキヤ、ローマ、ビザンツ、ブルガリア、トルコなどの民族が順にこの地に住んだとか。またブルガリア北東地域の文化・教育の中心地でシューメン大学をはじめ、ブルガリア軍高等教育機関等がある他、地元のラジオ局やテレビ局、新聞社もあります。
余談ですが、旦那は2000年3月にシューメン・ラジオに出演したんだそうな。
この町に来たのは私達が日本に帰る直前の2002年2月のこと。私達2人だけではなく知り合いの人達も一緒に旅行しました。
シューメンの町の中心付近に車を止める広場があり、その広場には写真右の「ドブリヴォイニコフ読書クラブ」という立派な建物が建っています。
一見、どこかの学校なのかな、と思いましたが学校ではないそうです。読書クラブということは図書館みたいなものかなのかな??
広場に車を止めて「解放皇帝通り」を歩きました。ここはバスも通っていない小さな路地だったので、散策にはもってこいの道。
この日は朝早くにソフィアを車で出発して、シューメンに着いたのはお昼過ぎ。そろそろお腹も空きだしたので、早速レストランをみんなで探し始めました。
解放皇帝通りを進んでいくと、結構いろんな「博物館」や「美術館」(といっても規模は小さいですが)がありました。
右の写真もそのうちの一つ。看板によると「画家達の家」。おそらく「美術館」かな?
この日は開いていなかったので、中には入れませんでした。
さきほどの『画家達の家』を通り過ぎ、解放皇帝通りをずっと奥に進んでいくと、やっとレストラン発見!
レストランの名前は『銀の家』。この大きな建物がレストランなのかぁ!とびっくりされるかも知れませんが、レストランはこの建物の地下のみ。写真の左下に入口があります。とても美味しかったです。
後で知ったんですがここのレストラン、「地球の歩き方/ブルガリア・ルーマニア編」に掲載されていました!有名なお店だったのですね?
シューメンで有名なのは高台にある「建国1300年記念碑」だそうです。この記念碑のそばまで頑張って登ると街を一望できる見事な景色を見ることができます。
残念ながらこの日は登ることができなかったのですが、一度見てみたかったなぁ。
この後、シューメンの近くにある遺跡「マダラの騎士」を見に行きました。
到着した時すでに日が暮れ始めていてあまりよくわからない写真になってしまっていますが、ちょうど写真の中央にマダラの騎士が描かれています。
辺りが暗くなってきていたので写真撮影は難しかったのですが、奇跡的に日没をマダラの高台から撮った写真が残っていました。
この後、みんなでまた車に乗って次の目的地「ヴァルナ」へ向かいました。